特別な場合(その2)「>0などを=0に変えた2次方程式が実数解を持たない場合」

うまい言葉が見つからなくて上のように書きました。
例えば x+x+1>0 のような問題です。
    x+x+1=0 とすると、
    因数分解はできないので解の公式で計算してみると、ルートの中が負になり、
    結局実数解がない…という場合です。

前のページで、くっついてしまった解が、さらに空中に浮いたと考えます。
つまり、実数の解が無いので数直線上に解が取れないということです。
下の図のようになります。この場合イコール付きでも同じ図になります。

 

解の図と解の関係

解の図

すべての実数

解なし

解説

見たままです。

斜線ないです。

 

例題 x+x+1>0 を解け。
   x+x+1=0 とすると、
     −1±√-3
   x=――――――  となり、ルートの中が負なので、解がない。
       2
   従って、x2+x+1>0 の解は、
    の図から、すべての実数である


☆以上で2次不等式裏技は終了です。
くれぐれも、xの係数が負の場合は注意してください。

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      図が描けそうだが、式が書けそうもない人はこちら

      特別な場合(その1)「>0などを=0に変えた2次方程式が1つの実数解しかない場合はどうする?」