特別な場合(その1)「>0などを=0に変えた2次方程式が1つの実数解しかない場合」

うまい言葉が見つからなくて上のように書きました。
例えば x+6x+9>0 のような問題です。
    x+6x+9=0 とすると、
    (x+3)=0 と因数分解され、
     x=−3       のように解が1つになってしまう場合です。

この場合は、本当は2つあった解がくっついてしまったと思えばいいだけです。
下の図のようになります。もちろんイコール付きは、●です。

 

解の図と解の関係

解の図

x=α を除く
すべての実数

すべての実数

解なし

x=α

解説

x<α,α<x
でも良いが、カッコ悪い。
αは斜線が無い
部分なので。

すべての部分に斜線が塗られている。(x=αの部分も含む)

斜線の引かれているところがない。

αの部分だけ●なので、これだけが解になる。

 

例 x+6x+9>0 の解は  x=−3を除くすべての実数
  x+6x+9≧0 の解は  すべての実数
  x+6x+9<0 の解は  解なし
  x+6x+9≦0 の解は  x=−3

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      図が描けそうだが、式が書けそうもない人はこちら

      特別な場合(その2)「>0などを=0に変えた2次方程式が実数解を持たない場合はどうする?」