席替えをしても変わらない人がいる確率(1)
クラス内(例えば40人)で、くじ引きで席替えをすると、
「なんだ、オマエ変わってないね」という場合があります。
その確率を考えてみました。
1
間違っていた考え方(緑字は間違っています。注意!)はじめ、こう考えてみました。
40人で席替えをして、席が変わらない人がいる確率は、
1−(40人全員、席が変わる確率) です。
ある1人について、席が変わる確率は 39/40 。
1−(39/40)40≒0.6368 約63.68%
そして、n人のクラスで席が変わらない人がいる確率は、
1−((n-1)/n)n となって、
2
なぜ、間違っているのか少ない人数で確認すれば、間違いに気づきます。
2人の場合、席が変わらない人がいる確率は、
1−(1/2)2=3/4 にはなりません。
正しくは、
A,B 2人が A−B の順に座っているとして、
席替えすれば、A−B または B−A になりますので、
席が変わらない人がいる確率は、
同様に3人の場合も、
1−(2/3)3=19/27 ではなく、正しくは、
A−B−Cを基に席替えをすると、
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