n人でじゃんけんをしたら、平均何回で決着するか(1/3)

  20人くらいでじゃんけんをしたら、
  なかなか決着がつかないですよね。
  まあ、そういう場合、たいてい、
  何人かに分かれてやればいいんだけど、
  ムキになって続けてたりして。
  そこで、人数と、平均決着回数の関係を調べてみました。

 

 まずは、確率から考える(1)

最初に確率について、少ない人数から考えていきます。
2人の場合
1人目−2人目の形で書き出すと、

グ−グ
グ−チ
グ−パ
チ−グ
チ−チ
チ−パ
パ−グ
パ−チ
パ−パ

手の出し方の総数は左の9通り(3)。
その中で決着がつくのは
赤文字の6通り。
よって、2人のじゃんけんで、
決着がつく確率は、
   6/9=
2/3

3人の場合
1人目−2人目−3人目の形で書き出すと、

グ−グ−グ
グ−グ−チ
グ−グ−パ
グ−チ−グ
グ−チ−チ
グ−チ−パ
グ−パ−グ
グ−パ−チ
グ−パ−パ

チ−グ−グ
チ−グ−チ
チ−グ−パ
チ−チ−グ
チ−チ−チ
チ−チ−パ
チ−パ−グ
チ−パ−チ
チ−パ−パ

パ−グ−グ
パ−グ−チ
パ−グ−パ
パ−チ−グ
パ−チ−チ
パ−チ−パ
パ−パ−グ
パ−パ−チ
パ−パ−パ

手の出し方の総数は上の
27通り(3)。
その中で決着がつくのは
赤文字の18通り。
よって、3人のじゃんけんで、
決着がつく確率は、
   18/27=
2/3

 

4人の場合
 
同様に数えると、42/314/27


2人から4人について、表をつくると、以下のようになります。

人数(n)

手の出し方の総数

決着がつく場合の数

1回で、決着がつく確率

=9

2/3≒0.67

=27

18

2/3≒0.67

=81

42

14/27≒0.52

 

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