STEP2 食塩水を混ぜる時のべんり図

食塩水問題は、必ずといっていいほど、
食塩水どうしを混ぜる(水や食塩もあるが)問題です。
図の書き方さえマスターすれば、おどろくほど簡単に解けるものです。

 まず下のような図を書きます。









  ←濃度(%)

  ←食塩水(g)

  ←食塩(g)

   ↑混 ぜ る 前↑       ↑混ぜた後

左の2つは混ぜる前の2つの食塩水です。
右の1つは混ぜた後の食塩水です。
それぞれの段に記入するものは、べんり図の基本と同じ、
上から、濃度(%)・食塩水(g)・溶けている食塩(g)です。
特に、溶けている食塩の重さは 
/100 も含めてでしたね。
真ん中の段に 
 と  が入りました。
一番下の段にも 
 と が入りました。
一番上の段には+=はありません。
%同士を足しても意味がないからです。

 実際に問題を解いてみます。

この図の中には  が5つあります。
この5つの 
 をすべて使えば、いいんです。

問題3 
 5%の食塩水200gと8%の食塩水100gを混ぜると
何%の食塩水ができるか。

解答3
 5・200・8・100を書き込む場所は以下の通りですね。
図1
  |  5  | |  8  | |     |
  |――*――| |――*――| |――*――|
  | 200 |+| 100 |=|     |
  |――
||――| |――||――| |――||――|
  |     |+|     |=|     |
   ―――――   ―――――   ―――――
     /100    /100    /100

 最初に図1の赤のイコールを使い、空欄を埋めます。(図2)

図2
  |  5  | |  8  | |     |
  |――*――| |――*――| |――*――|
  | 200 |+| 100 |
|     |
  |――||――| |――||――| |――||――|
  | 1000|+| 800 |
|     |
   ―――――   ―――――   ―――――
     /100    /100    /100

 次に図2の赤のイコールを使い、空欄を埋めます。(図3)
 この時、一番下の計算は、すべてに/100が付いているので、
 分子だけの計算で十分です。

図3
  |  5  | |  8  | |     |
  |――*――| |――*――| |――*――|
  | 200 |+| 100 |=| 300 |
  |――||――| |――||――| |――
||――|
  | 1000|+| 800 |=| 1800|
   ―――――   ―――――   ―――――
     /100    /100    /100

 最後に残った一つのイコールを使えば、図の完成です。(図4)
 1800割る300イコール6

図4
  |  5  | |  8  | |  6  |
  |――*――| |――*――| |――*――|
  | 200 |+| 100 |=| 300 |
  |――||――| |――||――| |――||――|
  | 1000|+| 800 |=| 1800|
   ―――――   ―――――   ―――――
     /100    /100    /100

混ぜた後の濃度を答えればいいので、答えは % です。
慣れてくれば、 /100 は無くてもいいことに気付くでしょう。


問題4 自分でやってみよう。
 2%の食塩水400gと7%の食塩水100gを混ぜると、
何%の食塩水になるか。

解答4
  |  2  | |  7  | |  3  |
  |――*――| |――*――| |――*――|
  | 400 |+| 100 |=| 500 |
  |――||――| |――||――| |――||――|
  | 800 |+| 700 |=| 1500|
   ―――――   ―――――   ―――――

 出来ましたか?  答えは 
% ですね。

 

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